さてさて、9月からインドに赴任となりました。
新居はデリーから約一時間のグルガオンという町です。
インドの中ではかなり発展した町で、車ですぐ行ける距離に近代的なショッピングモールがあり比較的生活しやすいところです。
モールに入ればGUESSだってLevi'sだってあるし別に日本と変わりません。
食事もMacはもちろんKFCやPizza Hatとかも入ってるし会社の近くにはそこそこうまい日本料理店もあります。
インド料理も今のところどれもおいしいです。
しかし…
到着から数週間で既に壮絶なホームシックに掛かっております。
平日はまだまだ仕事でいっぱいいっぱいだから何も考えなくても気付いたら夜中の寝る時間なのですが、週末は拷問です。
この国では基本的には日本人は外を歩かず車で全て移動です。
その車も自分では運転できない(信号がほとんどなく大きな道でも逆走が当たり前の無法地帯です)ので、
個人にドライバーが付かない会社(=うちの会社)では、スケジュールを調整するために週末出かけるにも事前にドライバーに予約をしておく必要があるのです。
そんな調子なので、ちょっと電車で新宿行って時間があったら銀座にも足運んで、帰りは終電までに乗ればいいか。みたいな生活はありえません。
モールのカフェでのんびり本を読んでいてもドライバーのスケジュールが迫っていたりすると「そろそろ時間が」とせっつかれてがっかりなことになったりします。
生活の自由度があまりに低いのです。だからせっかく遊ぶところはそれなりにあるはずなのに十分に遊べないのです。
まあ自分でドライバー雇えば解決するわけですが。週末のみで契約してくれるドライバーなんているのだろうか?
そんなこんなで、インドという国に軟禁されてしまった気分です。
と、これではなんだか不平不満ばかりのように見えますが面白いことも色々あります。
例えば先日ちょっとしたパーティに行ってきたのですが、インド人のパーティは6:30の開始予定時刻でも誰もいなかったりします。
45分後あたりでやっと人が集まってきて7:30にようやく開始となります。
ちょっとしたゲームがあったり主役へのお祝いのケーキカットがあった後でダンスがスタートするのが8:30くらい。
ダンスフロアは正にボリウット映画です。若者からおじさんたちまでみんなで踊りまくります。
熱気とインド人の体臭(個人的にはきらいではない)で会場はむんむんです。
そして10:00頃に終了となるのですが、音楽が止まるとみんなが口々にもっと躍らせろと言い始めるのです。
「じゃあ定刻にスタートすればいいのに」と突っ込みたくなるのですが、これがインド流なのだと無理やり自分を納得させました。
また、インドの豪雨は凄まじい結果をもたらします。
道路の排水が極めて悪く大雨になると道があっという間に川になります。当然交通網は麻痺。
普段は1時間のところが5−6時間掛かってようやく会社に到着なんてことも起こります。
当然それだけ雨が降れば靴も水浸しなわけで、そんな日は社員が会社の中を裸足で歩いていたりしてびっくりすることになります。
まさかトイレには裸足で行かないよなと思うのですが。
この雨、道端に大量にいる野良牛、野良豚、野良犬達とその排泄物をきれいに洗浄する効果もあるようです。
もちろんそんな水を飲んだ日には確実に病気になります。
家もなかなか凄まじいものです。
確かに3LDKの広い家ですが全体的に隙間が多く埃やら鳩の毛やらが入りたい放題に入ってきます。
また、一つのトイレが鳩の家になっており(どうやって入ってきたのやら)、もう写真を撮るのも憚られる状況に。
不気味なものの掃除するのはもっと嫌だし、来月には新たにアパート探して出るからいいやと開かずの扉化しています。
後、一日一回以上は確実に停電しますが、アパートにジェネレーターがあるので30秒くらいで復帰します。
最初はびっくりしましたが今は会議中に停電してもそのまま話を続けられるようになりました。
この国に来てまだ数週間ですが、自分が精神的、免疫的に確実に強くなっていると感じます。
まだまだ、びっくりするようなことは毎日起こるのですが、既に書きすぎなので今日はこんなもんで。
写真は家から歩いて10分くらいのところにあるマーケットの写真です。
デジタル一眼を持って歩いているととにかくじろじろ見られます。
何か取られそうで怖かったりするのですが、声をかければほとんどの人が写真を撮らせてくれて人を撮るにはいい環境です。
このおじさんは強面で断られそうだったので恐る恐るお願いしてみたのですが、
手のひらを前に出してNoのポーズを出されて駄目だったかと思ったら、自分が売っている果物を取ってポーズを決めたかったようです。
表情は固いものの撮らせてくれました。
Nikon D200 Ai 28mm f2.8
PS
先週末宮前平(日本にいた頃の最寄り駅)のファミマを思い出して泣きそうになりました。結構末期症状だと思います。